知らないと損!ホワイト工場の見分け方とチェックリスト

「色々調べて工場で働いてみたくなったよ!」

「でも工場によって全然働く環境が違うから働きやすい工場ってどうやって探せばいいんだろう??」

あぬ
あぬ

工場で働いてみることにしたんだね!

あぬ
あぬ

少しでも働きやすい工場を見つけられるように今回は見つけ方を教えていくね!

これから工場で働いてみようと思っているときに色々調べても、どういう工場が働きやすいのかわからないことが多いですよね。

一概に全て当てはまるわけではないですが、私が実際に働いてみて感じた体験をもとに特徴を共有したいと思います。

この記事で皆様が少しでもストレスなく長く働ける職場に出会えようになればいいなと願っています。

この記事のポイントはこちら。

  1. 実際に働いた工場
  2. 働きやすい工場の見分け方(条件面)
  3. 働きやすい工場の見分け方(工場見学)
  4. 入った後に働きにくいと感じたときには?
  5. まとめ

1. 実際に働いた工場

1.機械メーカーの小工場

学生の頃に地元の小さな町工場でアルバイトをしていました。
小さい工場だったので、空調等はあまり整備されておらず、溶接作業時には汗が止まらず、夏は暑く冬は寒くとても大変でした。
しかし人間関係については先輩方はとても優しく、働いていてとても楽しい環境でした。
週末には、社長や工場長達に連れられてよくご飯をごちそうになっていたので、いい思い出です。

2.機械メーカーの大工場

工場の正社員として働き始めた会社は地元の大きな工場でした。
製品の組立を担当していましたが、空調は常に入っていてとても快適に働いていました。
しかし、機械に近づくと機械音がうるさく大きな声で話さないと聞こえないような環境でした。
休みに関しては、休日数が多く夏休みやお盆、年末年始には8連休以上取れていたので満足していました。
働き方は3交代の時と日勤のみの時があり3交代の時は手当で給料は高かったですが体が辛かったです。
また、日勤のみのときは残業も0ととても働きやすい時期がありました。

あぬ
あぬ

長期連休で旅行に行きたい人や、ワークライフバランスを大事にしたい人にはとてもおすすめだよ!

3.素材メーカーの大工場

工場の正社員として2社目の工場は県外の田舎の大工場でした。
設備の保全を担当していましたが、事務所以外空調はありませんでした。
空調服の支給や水分塩分の支給がありましたが、材料を溶かす炉の近くでは室温が40℃以上と本当に
大変な職場環境でした。
しかし、大きい工場のため給料や福利厚生が整っており、転職で大幅に給料が上昇したことや月1万前後で独身寮に住めたので、条件だけは満足していました。

あぬ
あぬ

夏は本当に辛かったね、、、

2.働きやすい工場の見分け方(条件面)

1.休日日数

工場によって休日日数は全然違います。私が見た求人票の特徴としては規模が小さいほど休日日数が少ない印象でした。個人的には長期休みが沢山ほしかったので、年間休日125日前後を第一希望としていました。
しかし、働き方によっては休日日数が少なくとも選択肢に入る可能性があります。例えば、3交代で年間休日が110日ですが、その休みの中で4連休が2.3か月に1回取れたり、有休は20日間全部休めたりと、年間休日のみでみるとブラックに感じますがむしろ休日出勤等がほとんどなくスケジュール調整がしやすい場合もあります。

2.勤務体系

工場は基本的に24時間稼働しているため、求人としては3交代の求人が多いです。
お金を稼ぎたい人は、交代手当や夜勤手当がでる2交代・3交代制がおすすめです。
また、交代制だと後番の人が時間になれば来るので残業も少ない傾向があることやシフト制で平日休みが取れるメリットもあります。

交代勤務が家庭環境や体が辛い等の理由で難しい場合は昼勤のみの求人に応募しましょう。
現場職では昼勤のみの工場は少ないですが、探せば企業はあります。
また、職種を限定することで交代勤務がない場合もあります。

例えば、事務職・生産技術・CADオペレーター・設計等が挙げられます。

3.残業時間

メーカーでも残業時間はピンキリです。
基本的には大手メーカーは資金が潤沢にあるので自動化などの設備投資を積極的に行っているので、残業時間が少ない傾向があります。
私が居た工場では繁忙期は月40~60時間閑散期は0時間と極端な工場や、毎月20時間と慢性化している工場もありました。

職種によって残業時間が大きく変わるので、求人票を見る際には自分が働く部署の平均残業時間を目安にしましょう。
残業が平均20時間以内は働きやすい職場だと思っています。

4.寮・社宅

工場は都市よりも田舎の辺鄙な場所にある場合が多いです。
これは、工場を建てるために広い土地が必要になるので土地代を安くすることや、海に近いことで輸出入に海路を使用したいためです。

また、辺鄙な場所にあると労働者から敬遠されるため近くに寮や社宅を設けている場合が多いです。
会社にもよりますが寮や社宅はとても安く住むことができます
私が居た寮では約月15000円で住むことができたり、結婚してから約7割会社負担で3LDKの部屋に住むことができたのでお金を貯めたい人にはとてもおすすめです。

求人票では、寮・社宅有無やどれぐらいかかるのかを見ておくといいです。

5.給料・賞与

工場は給料が低いイメージがあるかもしれませんが、現在では賃上げも多く実施されているので低いと感じることは少ないと思います。


厚生労働省が2024年10月28日に公表した「令和6年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」によると、令和6年度に製造業における賃金の改定を実施した又は予定していると回答した企業割合は98.7%で、1人平均賃金の改定額は13,262円も上がっています。
また、令和6年度に製造業における夏の賞与の支給状況では支給した又は支給する割合は98.4%でした。(額決定・未決定含む)

(参考:厚生労働省「令和6年賃金引上げ等の実態に関する調査_概況」)

このように製造業での給料は比較的安定している企業が多いので、求人票を見る際には最低オファー額と賞与何か月分支給かを確認すればおおよその年収が想像できます。

あぬ
あぬ

自分に合った条件の企業を効率的に探すためには転職エージェントを使うのがおすすめだよ!

3. 働きやすい工場の見分け方(工場見学)

1.環境

工場によって働く環境は大きく違います。
例えば、菓子パン工場だと働いている中ずっと甘い香りが充満していたり、製薬工場ではクリーンルームでクリーン服を常に着用する必要があります。製鉄やガラス工場だと炉があるので室温が常に40℃以上な過酷な環境もあります。

おすすめの確認場所はこちらです。

  • 何を作る工場なのか?
  • 室温はどれぐらいか?
  • 騒音は耐えれる範囲か?
  • 作業服はどのようなものか?
  • 粉塵や埃等は舞っていないか?
  • 取り扱う部品の重さはどれぐらいか?
  • どれぐらい自動化がされているか?

2.一緒に働く人

条件や工場の環境が良くても一緒に働く人たちが自分に合わないと働くのがとてもストレスになり長期で働くことは難しいと思います。
人間関係は働いてみないとわからないことも多いですが、工場見学でわかることも多いです。

おすすめの確認場所はこちらです。

  • 作業場所が整理整頓されているか?
  • 通路に荷物が放置されていないか?
  • 定時を過ぎて人が何人残っているか?
  • 近くに行った時に挨拶をしてくれるか?
  • 怒号が聞こえないか?

あぬ
あぬ

工場見学が遠方で難しい場合はzoom見学を交渉してみよう!
また、色々聞くのが苦手な人は転職エージェントを利用するとエージェントの方が色々調査をしてくれるよ!

4. 入った後に働きにくいと感じたときには?

1. 担当異動

工場は基本的に担当制なので同じ仕事がずっと続くことが多いです。
例えば組立等の肉体労働が辛いと感じた場合には、上司に担当異動を話してみましょう。
検査職等はあまり肉体労働ではないと感じるのですぐに辞めるよりは一旦担当異動を検討してみると良いと思います。

あぬ
あぬ

働いてすぐに言うと上司との関係性が悪くなったりするので、できればいい人間関係を作るか移動したい場所に必要なスキルを習得してから相談をすると関係が悪化しにくいよ!

2. 部署異動

大きな工場だと複数の工場が集まっている場合があります。その場合、工場によって作るものが違うことが多いので働く環境ががらりと変わることが多いです。
また、難しいかもしれませんが企業により現場職から事務職・専門職に異動が叶う場合があります。
すぐに辞めてしまうと失業手当がでないので、できる限り働けるよう色々行動をしてみましょう。

3. 転職

担当異動や部署異動を相談しても叶わず、今後働き続けた場合心身が壊れてしまう可能性がある場合は思い切って転職をすることをおすすめします。
経歴に傷がついたり失業手当が受け取れない可能性もありますが、心身が壊れてしまうと回復するまでにとてつもなく時間と費用がかかります。
そのため、今後のことを考えると思いきる選択も大事だと思います。

あぬ
あぬ

次がすぐに決まるか不安な方は転職エージェントに相談をすると親身に相談に乗ってくれるからおすすめだよ!

5. まとめ

  • 実際に工場で働いた感想は、「大きい工場だと福利厚生等、環境が良いことが多く、小さい工場だと人間関係は良かった
  • 条件確認の時の働きやすい工場の見分け方は以下の通り。
    • 年間休日日数が125日前後か?
    • 連休はどれぐらいあるか?
    • 日勤のみか交代勤務があるか?
    • 自分が働く部署の平均残業時間はどれぐらいか?
    • 寮や社宅はあるか?
    • 給料の最低オファー額は?
    • 賞与は何か月分支給か?
    • 賃上げ等は実施しているか?
  • 工場見学の時に働きやすい工場の見分け方は以下の通り。
    • 何を作る工場なのか?
    • 室温はどれぐらいか?
    • 騒音は耐えれる範囲か?
    • 作業服はどのようなものか?
    • 粉塵や埃等は舞っていないか?
    • 取り扱う部品の重さはどれぐらいか?
    • どれぐらい自動化がされているか?
    • 作業場所が整理整頓されているか?
    • 通路に荷物が放置されていないか?
    • 定時を過ぎて人が何人残っているか?
    • 近くに行った時に挨拶をしてくれるか?
    • 怒号が聞こえないか
  • 入った後に働きにくいと感じたときは「担当異動を相談」「部署異動を相談」「転職」などを考えよう。

工場で働くことは情報があまりない状態だと想像がつかず入ってから後悔することが多いと感じます。
そのためこの記事を見て自分が本当に働いていけるか確認してみてください。

あぬ
あぬ

工場勤務での働くことに不安を感じている人は転職エージェントに
相談をしてみると具体的なアドバイスも聞けたりするよ!

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