【実体験】トランプ関税ショックで約37万円を追加投資|暴落時に買った結果とその後

投資・NISA

この記事で分かること

  • 2025年4月の暴落のとき、私が何を・いくら買ったか
  • 「落ちてくるナイフは掴めない」と言われる中で、なぜ試してみたのか
  • 買った直後の不安と、あとから反省したこと
  • その後の値動きと、結果が良くても「再現できない」と考える理由

※この記事は私個人の体験であり、暴落時の購入をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。


結論|積立とは別に、約37万円を2日間で買いました

2025年4月7日と8日、私は毎月の積立とは別に、楽天証券とSBI証券で合計約37万円をスポットで購入しました。内訳は、楽天証券が301,510円、SBI証券が71,574円(合計373,084円)です。

理由は、前の年から続けていた家計簿のおかげで預金があったことと、「あの下げは大きい」と感じて、ゲームや実験のような感覚で試してみたかったからです。正直に言うと、買う前に確かな理論があったわけではなく、「なんとなく」の部分も大きかったです。

結果として、買った分の合計は、2026年11月7日に確認した数字で約+15.9万円(+42.5%)になっています。ただ、これは「うまくいった例」として見てほしい話ではありません。買ったあとの不安や反省も、そのまま書きます。

当時、何が起きていたか

2025年4月は、米国の関税政策をきっかけに、世界の株式市場が大きく動いた時期でした。

  • 4月7日:日経平均の終値は31,136円58銭。前日より2,644円下がり、1日の下げ幅は歴代3位、終値は約1年5か月ぶりの安値でした。
  • 4月9日(米国時間):相互関税の上乗せ分を90日間停止すると発表されました。
  • 4月10日:日経平均は2,894円97銭上がり、上げ幅は歴代2位でした。

出典:日経平均プロフィル(日本経済新聞社)の2025年4月の記録、大和総研のレポート。

私が買ったのは、この下げの真っ最中の4月7日と8日です。停止の発表を知ってから買ったわけではありません。

実際に買ったもの

約定日証券会社内容金額
4月7日楽天証券eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)50,000円
4月7日楽天証券国内の個別株(1銘柄)71,510円
4月7日SBI証券国内の個別株(少額ずつ・8銘柄)41,574円
4月8日楽天証券eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)150,000円
4月8日楽天証券楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)※30,000円
4月8日SBI証券SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)10,000円
4月8日SBI証券SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)20,000円
合計373,084円

※楽天・高配当株式・米国ファンドは、購入当時の名称です。現在は「楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(楽天・SCHD)」に名称が変わっています。表の日付は約定日で、受渡日はその数営業日後です。

国内の株も、米国の株も、投資信託も、そろって下がっていたので、「試しに色々買ってみた」というのが実際のところでした。

この月も、毎月の積立は止めていません。積立は積立で入っていて、スポット購入はそれに足した形です。

なぜ買ったのか|預金があったのと、ゲーム感覚で試したかった

相場が急に下がっているときに買うのは、「落ちてくるナイフを掴むようなもの」と言われます。手を出すと大けがをする、という意味です。

私も、そう言われること自体は知っていました。それでも買ったのには、次の3つの理由があります。

  1. 家計簿のおかげで、預金があった。前の年から家計簿をつけ始めて、現金が着実に増えていました。積立とは別に動かせる預金があったことが、土台になりました。
  2. 過去の水準と比べて、「ここなら」と思えた。「この下げは結構大きいのでは」となんとなく感じて、過去にどれだけの水準まで下がっていたかを確認しました。同じくらいの水準まで下がっていて、「あのときに戻れたら投資するな」と思えたので、買うことにしました。
  3. ゲームや実験のような感覚だった。怖さはありました。それでも、「試しにやってみよう」という気持ちがありました。

ただ、これは振り返って言葉にした理由で、買った瞬間は「なんとなく」の気持ちも大きかったです。

購入の流れと、買ったあとの気持ち

4月7日|仕事の休憩中に買いました

4月7日は、仕事の休憩中でした。株価が大きく下がったという通知が来ていて、どうしようか悩んでいました。それでも、買いました。この日は、S&P500の投資信託と、国内の個別株を買っています。

4月8日|調べてから、追加しました

最初は、1回で入れて終わりにするつもりでした。ただ、仕事から帰って色々調べると、ここまで下がるのは本当に稀で、大きな下落だと分かりました。そこで、自分のメンタルが大丈夫な範囲内で、翌日の4月8日に追加しました。全世界株式の投資信託を中心に、米国の高配当ファンドも買っています。

買ったあとは、正直、不安でした

買ったあとは、「こんなに注ぎ込んでよかったのかな」と、結構不安でした。国内の個別株は、よく分からないまま、配当利回りなどで選んだだけだったので、「これで大丈夫かな」とも思っていました。

そのあとは、国内の株も上がって順調でした。ただ、最近は下がる株も出てきて、「それならいっそ、オルカンに全部入れたほうがよかったかも」と反省もしています。

その後の値動き(私の約定履歴から)

全世界株式の投資信託について、私の約定履歴にある購入単価(1万口あたり)を並べました。

購入日約定単価
2025年2月13日27,783円
2025年3月7日25,920円
2025年4月8日(スポット購入)22,827円
2025年4月15日23,762円
2025年5月13日26,515円
2026年10月22日38,036円
2026年11月7日に確認した現在値(保有一覧)36,330円(約定単価ではありません)

2月13日と比べると、4月8日の単価は約18%低い水準でした。4月8日から約1か月後の5月13日には約16%上がり、2026年10月22日の約定単価は、4月8日の約1.67倍です。損益の計算に使った11月7日に確認した現在値(36,330円)は約1.59倍で、10月22日より下がっています。

※約定単価は、私が購入したときに適用された価格(1万口あたり)です。その日付の公式の基準価額と一致しない場合があります。11月7日に確認した現在値は、楽天証券の保有一覧に表示された価格(基準価額)です。11月7日は土曜日のため、前営業日(11月6日)までの値動きが反映されていて、最新のものとは日付がずれることがあります。分配金・税金は考えていません。

買った分は、いまどうなっているか(2026年11月7日に確認)

4月7日・8日に買った分だけを、買ったときの価格と、2026年11月7日時点の価格で比べました。

買った分購入額評価額(概算)損益(概算)
全世界株式(楽天)150,000円238,732円+88,732円(+59.2%)
S&P500(楽天)50,000円79,618円+29,618円(+59.2%)
米国高配当ファンド(楽天)30,000円45,526円+15,526円(+51.8%)
米国高配当ファンド(SBI・2本)30,000円44,892円+14,892円(+49.6%)
国内の個別株(楽天・1銘柄)71,510円62,000円−9,510円(−13.3%)
国内の個別株(SBI・8銘柄)41,574円60,993円+19,419円(+46.7%)
合計373,084円531,761円+158,677円(+42.5%)

※購入額は約定履歴の受渡金額です。評価額は、楽天証券・SBI証券の保有一覧(2026年11月7日に確認。前営業日までの値動きを反映)の現在値に、4月7日・8日に買った口数・株数を掛けた概算です。積立などほかの購入は含みません。分配金を再投資して増えた口数は含まず、税金は考えていません。株式分割があった銘柄は、分割後の株数に直して計算しています。購入時と11月7日に確認した価格を比べた参考値で、今後の成果を示すものではありません。

投資信託は、どれも大きくプラスになっています。国内の個別株は、楽天証券で買った1銘柄がマイナスで、SBI証券で買った8銘柄は、この比較ではプラスです。ただ、先ほど書いたとおり、最近は下がる株も出てきています。

比較|全部オルカンにしていたら

「オルカンに全部入れたほうがよかったかも」と思ったので、試算してみました。次の条件で計算した、単純な試算です。

  • 4月7日・8日に買った合計373,084円を、すべて4月8日の全世界株式の約定単価(22,827円)で買ったと仮定
  • 11月7日に確認した現在値(36,330円)で評価
  • 実際にその額を1回で買えたか、NISAの枠に入るかは考えていない
  • 分配金・税金は考えていない

この条件だと、評価額は593,777円になります。実際の531,761円との差は、62,016円です。

ただ、これは結果を知っているから言える計算で、特定の商品をすすめるものではありません。国内の個別株や高配当ファンドを選んだのが間違いだった、と言いたいわけでもありません。それでも、国内の株をよく分からないまま買った私にとっては、「全部オルカンでもよかったな」と思わされる数字でした。

結果が良くても、再現できるとは思わない

この結果は、たまたまです。私は下げのいちばん下を当てたわけではなく、停止の発表も知りませんでした。数日後に反発しなければ、気持ちは大きく違っていたと思います。

だから、「暴落したら買えばいい」という話をしたいわけではありません。伝えたいのは、次の点です。

  • 私の資産の土台は、スポット購入ではなく、毎月の積立です。
  • 下がっている最中は、不安でも積立を止めずに続けていました。
  • スポットで買うなら、積立とは別に動かせる預金があることが前提だと思っています。私の場合は、家計簿で現金が着実に増えていたから動かせました。

まとめ|怖いときほど、仕組みに頼る

2025年4月は、私にとって「ゲーム感覚で試してみた」月でした。結果は良かったものの、再現できる方法ではありません。買ったあとは不安でしたし、いまは「オルカンに全部入れてもよかったかも」と思っています。

私が続けてこられたのは、怖いときでも積立が自動で入る仕組みがあったからです。投資を始めたきっかけや積立の推移はこちらの記事に、三交代の時期にお金がどれくらい貯まったかはこちらの記事にまとめています。

※この記事は個人の体験であり、投資の助言や特定商品の勧誘ではありません。投資は元本を保証するものではなく、価格の変動により損失が出ることがあります。

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