【実体験】投資が怖かった私が新NISAを始めた理由|月5万円から約2年半続けた積立記録

投資・NISA

この記事で分かること

  • 投資を「危ない・詐欺」と思っていた私が、考えを変えたきっかけ
  • 楽天証券とSBI証券の使い分けと、2社に分けて困ったこと
  • 実際の積立額の推移(2024年6月〜2026年10月)
  • 三交代勤務で収入が増えたとき、積立額をどう決めたか
  • 値動きに振り回されず、続けやすくした工夫

※この記事は私個人の体験を書いたもので、特定の商品の購入をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いします。


結論|怖がりな私でも、少額から始めて約2年半続けられました

私は1社目にいた頃、投資は危ないものだと思っていました。詐欺という言葉が頭に浮かぶくらいで、会社の企業型DC(確定拠出年金)も、中身は預金のままにしていました。

そんな私が、新NISAが始まって約半年後の2024年6月に、月5万円の積立から投資を始めました。それから2年以上、続けています。

この記事では、何が怖くて、何で考えが変わり、どうやって続けてきたかを、できるだけ実際の数字で書きます。「普通の会社員でもここまで続けられた」という記録として読んでもらえたらうれしいです。不安は私にもありました。だから、一緒に頑張りましょう。

1社目の私は、投資を危ないものだと思っていた

1社目に入社した頃の私は、お金は預金で持つものだと思っていました。投資と聞くと、損をする人や、だまされる人の話ばかりが頭に浮かびました。

企業型DCも、運用商品を選べる制度だと知りながら、中身は預金のままでした。増えないかわりに減らない、という安心感を優先していたからです。

いま振り返ると、これは「投資をしない」という選択ではなく、「何も知らないまま現金だけで持つ」という選択でした。

考えが変わったきっかけ

きっかけは、身近な人が旧NISAで投資信託を積み立てていると知ったことです。家族ぐるみで続けている人で、「怪しいものではない」と実感できました。

それから自分でも調べて、次の2つを理解しました。

  • 長期・積立・分散で続けるやり方は、短期の売買より続けやすいと言われていること
  • 物価が上がると、現金の価値は相対的に下がること

ここまでは一般的な知識です。新NISAの制度の内容は、金融庁のNISA特設サイトで確認できます。物価の動きは、総務省統計局の消費者物価指数で見られます。

ここからは私の話です。「絶対に増える」と信じたわけではありません。減る可能性があることも分かったうえで、「現金だけで持ち続けるほうが危ないかもしれない」と考えるようになりました。

楽天証券とSBI証券で迷い、使い分けました

口座は、楽天証券とSBI証券で最後まで迷いました。結局、両方を使っています。

楽天証券SBI証券
使い方新NISAの毎月の積立(メイン)特定口座でのスポット購入
選んだ理由楽天キャッシュや楽天ポイントで投資できて、還元を受けやすかったためクレカなどのポイント(Vポイント)で投資するため。NISAと分けて管理したかったことも理由です
始めた時期2024年6月2024年12月

2社に分けて困ったこと

  • 総資産が一目で見えにくい(アプリが別々で、足し算が必要)
  • どの商品がどちらの口座にあるか、分からなくなることがある

初心者は、最初から2社に分ける必要はありません

これは私の事情の話で、一般的におすすめしているわけではありません。管理の手間を考えると、最初は1社に絞るほうが分かりやすいと思います。私の場合、2社に分けた一番大きな理由はポイント投資です。クレジットカードなどで還元率の高い使い方をして、楽天ポイントとVポイント、それぞれのポイントで投資をして、少しでも元本を増やしたかったからです。NISAと分けて管理したかったことも、理由のひとつです。ポイントの条件は変わることがあるので、始める前に各社の公式ページで最新の内容を確認してください。

最初は怖かったので、目標と少額から始めた

始める前に、資産シミュレーターで「いつまでにいくら必要か」を計算しました。早めにFIRE(経済的自立)に近づきたい、自由な働き方を選べるようになりたい、という気持ちがあったからです。

最初は怖かったので、一気にではなく、まず月5万円の積立から始めました。しばらく続けて、気持ちが大丈夫だと分かってから、段階的に増やしました。

実際の積立額の推移(楽天証券)

楽天証券の約定履歴から、毎月の積立額をまとめました。SBI証券の分は含みません。

期間毎月の積立額
2024年6月〜9月5万円
2024年10月〜11月8万円
2024年12月10万円
2025年1月11.5万円
2025年2月〜11月15万円
2025年12月〜2026年1月10万円
2026年2月15万円
2026年3月12万円
2026年4月〜5月10万円
2026年6月5.5万円
2026年7月〜10月11.5万〜12万円
毎月の積立額の推移(楽天証券) 2024年6月の月5万円から、2025年2月に月15万円となり、その後は月5.5万円から15万円の間で推移した。 0 5 10 15 万円 5 8 10 11.5 15 10 15 12 10 5.5 11.5 12 2024/6 2025/1 2025/7 2026/1 2026/7 楽天証券の約定履歴より(SBI証券は含まない)

積立は、基本的に毎月ほぼ決まった額を設定しています。2025年12月以降は、積立額が下がっています。経理に転職して一人暮らしを始め、家賃などの支出が増えたため、無理のない範囲まで下げたからです。

これとは別に、楽天キャッシュへのチャージを忘れて、自動の引き落としに間に合わず、積み立てられなかった月もあります。あとから見ると、もったいなく感じました。理由は2つあります。

  • 入れ損ねた翌月に価格が上がっていれば、安く仕込めたはずの分を取り逃してしまう(例えば、積み立てられなかった次の月に基準価額が上がっていた場合です)
  • その月の分だけ非課税の枠を使えず、枠を使い切るまでの期間が少し延びる

ポイントの得や手間に目を取られず、「積立が確実に入る形」を先に作っておくべきだったと思っています。

三交代で収入が増えたとき、積立額をどう決めたか

積立額を大きく増やせたのは、2025年1月から三交代勤務になって、収入が増えた時期と重なっています。日勤のときと比べて、毎月の手取りが約9万円ほど高くなりました。

それまで月10万円前後だった積立を、2025年2月から月15万円にしました。増やした額は、三交代で増えた手取りとほぼ同じ規模です。「増えた分なら、なくなっても生活は変わらない」と思えたことが、気持ちの面で大きかったです。

収入が増えても、生活水準は上げすぎないようにしました。寮に住んでいて、住居費や光熱費も低く抑えられていたので、増えた分を投資に回しやすい環境でした。

三交代勤務のきつさについてはこちらの記事に、三交代の時期にお金がどれくらい貯まったかはこちらの記事に書いています。

投資を「最優先の枠」にした家計管理

家計簿は、アプリではなく自分で作ったスプレッドシートで管理しています。予算は前年の実績から作り、年払いのものやボーナスも月割りにして、どの月の収支もマイナスにならないように調整しました。

そのうえで、投資額を「余ったら回すお金」ではなく、最初に確保する枠にしています。足りなくなった分は、支出の優先順位で調整しました。

  • 削ったもの:飲み代、服(セールのときにまとめ買い)、日用品(セールやポイントを活用)
  • 残したもの:旅行や体験(思い出として残るもの)

値動きに振り回されないために、自動積立にした

気持ちだけで続けるのは難しいので、毎月自動で積み立てる形にしました。クレジットカードでのチャージと自動積立にしておけば、値動きを見て迷う回数が減ります。

ただし、無理に続けることをすすめるつもりはありません。生活の状況が変わったときは、積立額を減らしてもいいと思っています。私自身、経理に転職して一人暮らしを始め、家賃などの支出が増えたため、投資額を無理のない範囲まで下げています。同じ額を入れ続ける必要はありません。大事なのは、生活を苦しくしない範囲で、続けられる形にしておくことです。

口座を見て、一喜一憂した

始めたばかりの頃は、口座を何度も見て一喜一憂していました。最初は高いところで投資を入れてしまい、直後は上がるより横ばいや下がることが多くて、なかなかプラスになりませんでした。正直、心が折れかけたこともあります。反対に、含み益が出ると、利益を確定したくなったこともあります。

それでも売らずにいられたのは、このお金が「将来必要になったときの資産」だと決めていたからです。シミュレーターで、いま売るとその先どれだけ変わるかも確認していました。続けられたもうひとつの理由は、下がっているときは「安く仕込める」と考えたことと、長期では上がると信じていたことです。

いまの状況(2026年11月6日時点)

投資を始めてから約2年5か月。いまの状況は次のとおりです。

楽天証券(NISA+特定口座)金額
評価額の合計約521万円
取得金額の合計約408万円
評価損益約+113万円(+27.6%)
投資信託約97%(うち約93%が全世界株式のオルカン)/評価損益 約+114万円
国内株式約1.5%/評価損益 約-0.8万円
米国株式約1.1%/評価損益 約-0.6万円
SBI証券(特定口座)金額
評価額の合計約47万円
評価損益約+12.5万円(+36%)
内訳の割合投資信託 約68%/国内株式 約32%

2社を合わせると、評価額は約568万円、評価損益は約+125万円(+28%)です。

さらに、企業型DCから移管したiDeCoを加えた投資資産の合計は、評価額が約636万円、評価損益が約+132万円(+26%)です。iDeCo単体は、評価額が約68万円、評価損益が約+7万円(+11%)で、中身は全世界株式のファンドです。全体の約85%が、全世界株式のファンドになります。

※iDeCoは原則60歳になるまで引き出せないため、参考程度の数字として見てください。

取得金額と評価額の比較(2026年11月6日時点) 楽天証券は取得約408万円に対し評価約521万円、SBI証券は約35万円に対し約47万円、2社合計は約443万円に対し約568万円。iDeCoは約61万円に対し約68万円で、iDeCoを含む合計は約504万円に対し約636万円。 楽天証券 取得 408万円 評価 521万円 SBI証券 取得 35万円 評価 47万円 2社の合計 取得 443万円 評価 568万円 iDeCo(参考) 取得 61万円 評価 68万円 iDeCo含む合計 取得 504万円 評価 636万円 iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、参考として表示

楽天証券では、投資信託は大きくプラス、国内株式と米国株式は合計で小さなマイナスです。個別株は少額で、プラスのものもマイナスのものもあります。投資信託のほうが安定して見えていますが、これは今の時点の結果で、これからも続く保証はありません。

これから始める人に伝えたい3つのこと

  1. いろいろな銘柄に手を出しすぎない。私の個別株も、プラスとマイナスが分かれています。
  2. 投資信託は過去のデータが右肩上がりのものが多いが、将来を保証するものではない。そのうえで、続けてみる価値はあると私は思っています。
  3. 現金だけで持っておく怖さも知っておく。減るのが怖いのは当然ですが、何もしないことにもリスクがあります。

まとめ|怖いまま、少額から始めてよかった

投資を詐欺だと思っていた私でも、きっかけと少額からの一歩があれば続けられました。不安がなくなったわけではありませんが、不安があるままでも続けられる形にしてあります。

私が高卒の工場勤務から経理へ進んだ流れは、ロードマップの記事にまとめています。

※この記事は個人の体験であり、投資の助言や特定商品の勧誘ではありません。投資は元本を保証するものではなく、価格の変動により損失が出ることがあります。制度の内容は金融庁や各金融機関の公式情報で必ずご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました