
「夜勤で生活リズムがボロボロ…」

「このまま工場勤務を続けていて将来大丈夫かな…」

私は工場勤務を10年続けた後未経験で経理に転職したよ!
実際に働いてみて違いが大きかったからそれを教えるね!
「夜勤で生活リズムがボロボロ…」
「このまま工場勤務を続けていて将来大丈夫かな…」
そんな不安を感じていませんか?
私は高卒で工場勤務を約10年経験した後、
・通信制大学卒業
・日商簿記2級取得
を経て、
未経験からプライム上場企業の経理へ転職しました。
しかし最初は簿記3級すらなく、エージェントから求人紹介を断られています。
さらに転職活動では約200社応募しました。
この記事では、高卒・工場勤務だった私が未経験で経理転職を成功させた方法を実体験ベースで解説します。
結論
未経験で経理へ転職するために、
簿記
学歴補強
PCスキル
応募書類
面接
は確かに重要です。
しかし私が最も重要だったと感じたのは、
「今の仕事を経理目線で言語化すること」
でした。
実際に私は工場勤務しか経験していませんでしたが、
改善活動
他部署との調整
原価意識
業務改善
などを経理業務と結び付けて伝えたことで、
未経験でもプライム上場企業の経理へ転職できました。
私のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学歴 | 工業高校→通信制短大→通信制大学 |
| 職歴 | 製造職→設備保全→経理 |
| 資格 | 簿記2級 |
| 年齢 | 28歳 |
| 転職回数 | 2回 |
| 転職活動 | 約200社応募 |
①なぜ経理を目指したのか
本音
- デスクワークに憧れた
- 空調の効いた職場で働きたかった
- 夜勤をやめたかった
現実的な理由
- 管理部門の中では専門性が高い
- 給与が比較的高い
- 転職しやすい
- リモートやフレックスがある
工場で経理の方を見ていた時に、空調が効いた部屋で黙々と作業をしていました。
フレックス等で柔軟に働きながら平均残業時間も少なく「経理って働きやすいのかな」と感じていました。
経理に挑戦してみようと考えたときの私のイメージは1円のズレも細かく調整してPCに向かって黙々と作業をするイメージがありました。
実際入社して感じましたが、良いイメージはほどんど合っていましたが、事業部の方など他部署とのコミュニケーションも多いなといった印象です。
しかし、マイナスではなく経理としての立場を尊重して接してくださるので、良いコミュニケーションを築けていると思います。
②最初は経理求人を紹介してもらえなかった
当時の状況
- 簿記なし
- 経理経験なし
- 高卒
エージェントの反応
1社目の製造職でライン作業をしていたころ、経理に興味を持ち転職エージェントに登録して相談してみました。
その時エージェントの方から、「経理は簿記の知識が必要になるから最低でも3級を取得していないと紹介できる求人は極端に少なくなります、、、、」や、「より良い転職先に応募するには大卒でないと応募もできないところも多いです、、、、」と言われ、全く相手にされずに挫折しました。
③経理転職のためにやったこと
簿記3級取得
経理は「簿記」が標準語です。そのため簿記3級程度の知識がないと会話が成立しません。
例えるなら、アメリカに行って英語を話さずに日本語で話すようなものです。
そのため、簿記3級の参考書を買い独学で勉強をして挑戦しました。
独学だと簿記の考え方を理解するのが難しく、2回目で取得することができました。
簿記2級取得
簿記3級を取った後、求人票を見ていると上場企業で未経験を応募している企業のほとんどが応募条件に簿記2級を必須としていました。
経理になってからのキャリアを考えて、上場企業での経理に挑戦をしたかったので、簿記2級も挑戦することにしました。
独学で挑戦した結果がこれです。
- 1回目:34点
- 2回目:34点
- 3回目:86点(合格)
勉強時間は約153時間でした。
簿記2級が経理になれたきっかけの大きな1つです。
挑戦を考えている方は下記記事を参考に挑戦してみてください。
詳しい勉強法はこちら:【153時間で合格】高卒・工場勤務から日商簿記2級に受かった勉強法|独学で感じた通信講座のメリットも解説
簿記2級取得者がおすすめする通信講座3選はこちら:【簿記2級合格者が選ぶ】今から勉強するなら候補に入れたい通信講座3選
通信制大学卒業
求人票を確認していると、管理部門の求人の多くが大卒以上が必須条件として設定されていました。
そのため高卒だった自分では他の求職者に対して大幅なディスアドバンデージがあると感じました。
また、最終学歴の違いで給与の提示額も変わっていたので、大卒になろうと考えました。
しかし、仕事を辞めて4年間大学に行くには、お金も時間もかかるので、「もし大卒になってもいい企業につけなかったら、、、」と思うととてもギャンブルに思えました。
色々調べている中で通信制の大学も大卒扱いになり、通学をせず通信で卒業ができる学校があることを知り、挑戦を決意しました。
働きながら学業も両立するというとてもハードな挑戦なので、卒業できるのか?と不安が大きかったため、より短期の目標を立て、まずは通信制の短大に挑戦し、卒業後に大学に編入しようと入学申し込みをしました。
結果的に挑戦を段階的に分けたことで、挫折することなく4年間で通信制の短大、大学を卒業しました。
大学を卒業できたのが経理になれたきっかけの2つ目です。
さらに仕事と学業というとても大変だがやり遂げた経験が自分の自信にも繋がり、面接官の方々からの評判も高かったです。
挑戦を考えている方は下記記事を参考に挑戦してみてください。
おすすめの通信制大学はこちら:【高卒・工場勤務から人生を変える】働きながら卒業しやすい通信制大学4選【卒業生が比較】
PCスキル
皆さんが経理に対して持っているイメージと同じように経理の仕事のほとんどをPCで行います。
そのため、PCが使えないと全く仕事ができません。
転職する前に自宅のPCや仕事で積極的にExcelやWordを使うようにし、基礎能力を上げました。
学んだうえで今も実際に役立っているものは
- SUMIF
- XLOOKUP
- ピボットグラフ
- クエリ
- GAS
などは経理になってからも非常に重宝しています。
下の二つは難易度が高いかもしれませんが、AIを使いながら何となくでも理解するだけで経理になってから業務改善が一気に進み職場の人からも重宝されます。
④工場経験を経理向けに変換した方法
未経験転職だと、転職した後に活躍してもらえるのか?と企業側としての不安が強いため、求職者選びがとても慎重になっています。
他の求職者も経理なら簿記を勉強する。PCスキルを上げる。
これは皆がやっています。
そんな他の求職者との差別化を図る方法が
【現職での経験と経理業務を紐づける】
です。
実際に経理と同じ業務をしていることはほとんどないと思います。
しかし、類似する作業は沢山あるので、そういった経験を積み上げながら転職に挑むと、
素質を評価してもらえます。
下記が私が前職での経験を経理業務と紐づかせた一覧です。
| 工場経験 | 経理向けに変換 |
|---|---|
| 改善活動 | 業務改善 |
| RPA | DX推進 |
| 他部署調整 | 折衝能力 |
| 工事計画 | 計画管理 |
| 原価意識 | コスト意識 |
| グループ活動のリーダー | PJ推進者 |
このように、全く同じ業務ではなくても
根本的な能力は同じである経験は沢山あるので、
自分の経験を変換する。変換して強みだと感じる部分は積極的に挑戦することが
転職への大きな一歩になります。
⑤応募書類で意識したこと
棚卸し
まずは今までの自分の業務を振り返って思いつく限り書き出してください。
自分が「こんな経験書くの恥ずかしい、、、、」と思っているような内容でも
その経験が他の会社では求めている経験の場合もあります。
経理との共通点を探す
自分の業務を棚卸したあとは、経理との共通点を探します。
例えばPCスキルはそのまま経理業務に活かせたり、
製品を完成する前に月を跨いだ経験→仕掛品の考え
など、経理業務をイメージして変換してみてください。
| 工場経験 | 経理向けに変換 |
|---|---|
| 改善活動 | 業務改善 |
| RPA | DX推進 |
| 他部署調整 | 折衝能力 |
| 工事計画 | 計画管理 |
| 原価意識 | コスト意識 |
| グループ活動のリーダー | PJ推進者 |
| 手順書作成 | 事業部への研修資料作成 |
添削
経理業務との共通点を探した後は、
書類をブラッシュアップしていきます。
特に重視するべき場所は
「なぜ経理になりたいか?」
です。
面接官は、「経理って楽だと思ってるな」とか「ホワイトそうだから」と
世間のイメージだけで良く調べずに応募する求職者のことも沢山相手にしているので、
「なぜ経理になりたいのか?」
「経理になってどんなことをしたいのか?」
を重視しながら、資格や経理との共通点になる業務で信憑性を高めましょう。
しかし、
「自分にどんな経験があるのかわからない」
「どう添削すればいいかわからない」
といった不安も大きいと思います。
私も実際そうでした。
そこで活用できるのが、
「転職エージェント」
です。
無料で相談に乗ってくださり、
書類の添削や面接対策まで親身になってサポートしてもらえます。
私も、転職エージェントを利用して第三者の精通しているかたのサポートがあったおかげで、
内定を数社取る事が出来たと思います。
おすすめの転職エージェントはこちら:未経験で転職するなら?おすすめ転職エージェント5選【経験者が語る】
⑥面接で意識したこと
書類をブラッシュアップして見事面接まで進むと、転職まで最後の一歩です。
面接も様々な対策をして臨みました。
フィードバックをしていただいた、面接官からはとても好印象でした。
その方法とは、下記の5つです。
リモート環境
最近はリモート面接も増えてきました。
対面とは違った気を付けるべきポイントがあります。
| 気を付けるポイント | 対策 |
|---|---|
| 部屋の明るさ | 部屋が暗いor光の当たり具合で、雰囲気がとても暗く感じます。 自分の顔に光が当たるよう配置を変えたり、リングライト等でコントロールしましょう |
| 目線 | 相手の顔を見ようと画面ばかり見ていると、相手からは下を見ている印象になります。 目線をカメラと同じ高さに設定し、話すときはカメラを見ながら話しましょう |
| 通信環境 | 通信環境が悪いと、お互いの声が途切れてしまうので、通信環境の良い場所で行いましょう |
| リアクション | 画面越しのためコミュニケーションがとりづらいです。 自分が思っている以上に大げさにリアクションを取ると、相手にも伝わりやすくなります |
| 話すスピード | 対面よりも会話が聞き取りづらいです。 普段より、ゆっくり話す事を意識すると、話を聞いてもらいやすくなります。 また、ゆっくり話す事で緊張して早く話し過ぎることも防げます。 |
笑顔
まずは笑顔が大事です。
面接はとても緊張すると思いますが、
笑顔で始まると面接官も笑い返してくれるので、
和やかで印象の良い状態からスタートできます。
最初と最後だけでも笑顔を意識すると、面接中も終わってからも明るいイメージを持ってもらえます。
想定問答集
面接官が質問してくることを予想して自分の中の想定問題集を作りましょう。
良く聞かれる質問から予想外だった質問まで、問答集もブラッシュアップすることで、
落ち着いて、答えることができます。
※注意点:問答集の言葉を一言一句覚えようとすると、いかにも覚えてきたことを話しているだけになってしまうので、要点のみを書いて、自分の言葉で伝えるようにしてください。
自信
自分の経歴や仕事の事を聞かれた際には、自信をもって話しましょう。
失敗したことも反省して次に活かしていること伝えることによって、
人間としての魅力や、挫けない心を評価してもらえます。
熱意
最後のポイントとしては熱意になります。
未経験であれば最初は教育してもらい、戦力として見てもらえるのは先の話になります。
それでも「私はここで働きたい!」「経理になって頑張りたい!」と熱い気持ちを伝えることが、
面接官の気持ちを動かす大事なポイントだと思います。
絶対聞かれた質問
この2つは面接時に絶対に聞かれました。
- なぜ経理?
- なぜ職種を大幅に変えるの?
その時に私が答えた内容としては、
- なぜ経理?→前職で経理と関わったり、大学で会計の勉強をしたことで経理として、専門性を高めて会社に貢献したい
- なぜ職種を大幅に変えるの?→今の仕事もやりがいはあるが、資格や学校で学んだ知識を活かしたい。工場で培った経験を活かし、現場を理解して数字を管理できる専門的な経理になりたい。
⑦企業選びで考えたこと
経理に未経験で転職するには、企業選びが大事になってきます。
なぜ上場企業を狙ったか
私は、上場企業の経理を絶対条件としていました。
その理由としては
- 上場企業の経験が次の転職にも大きく活きる(上場経理の経験〇年)
- 教育環境が整っていることが多い
- 福利厚生や年収など条件が良いことが多い
です。
妥協した条件
しかし、未経験で上場企業を目指すとなると応募できる求人が途端に少なくなります。
私自身も転職を続けていく中で少しずつ妥協を増やしていきました。
例えば
- 年収→350万~420万
- リモート→リモートの回数をあまり気にしない
- 福利厚生→家賃補助や社食などを気にしない
- 会社規模→最小100人~数千人に
などです。
実際に見ていた項目
様々な対策をした結果、上場企業5社から内定が出ました。
その中で、私が重視していたランキングです。
- 業務範囲→主計や連結、開示などどれぐらいの業務まで挑戦することができるか?
- 年収→未経験でどれぐらいもらえるか?昇給率はどれぐらいか?
- 福利厚生→家賃補助や子供関係などどれぐらい整っているか?
- 残業→閑散期と繁忙期でどれぐらいか?
- 勤務地→首都圏か地方か?
色々悩んだ結果、年収は5社中で一番低かったですが、業務範囲が一番広かった現職を選びました。
未経験の年収範囲はどこも同じくらいなので、それよりも数年後の現職や転職時の上がり幅を考えて、経験を優先しました。
⑧転職後どうなったか
年収
| 年齢 | 職種 | 年収 | 勤務体系 |
|---|---|---|---|
| 25歳 | 設備保全(未経験) | 約380万円 | 日勤 毎日残業 |
| 26歳 | 設備保全(三交代) | 約450万円 | 3交代 トラブル時残業 |
| 27歳 | 経理(未経験) | 約404万円 | 日勤 繁忙期残業 閑散期フレックス |
| 28歳 | 経理 | 約442〜476万円 | 日勤 繁忙期残業 閑散期フレックス |
経理に転職する直前には、3交代だったので、交代手当や深夜手当がとても高く年収を引き上げていました。
しかし、経理になってからは月給が大幅に上がり、未経験の年収としては上の方でした。
また、他の未経験で入社した新人と比べ、通信制大学や前職での経験が評価され、
未経験で入社する中で一番年収を高くしてもらえました。
また、期中に入社したので翌年の一斉昇給時には、半年ほどしか在籍していませんでしたが、
月給が2万ほど昇給するなど、上場企業管理部で働いている恩恵を感じました。
働き方
- フレックス
- 夜勤なし
- 土日祝完全休み
経理は繁忙期と閑散期がわかれています。
閑散期には担当している仕事が終われば2時間早く帰る事も可能で、
上司は推奨しているほど働きやすい環境です。
また、夜勤などもなく休日出勤や休日の緊急電話などは全くありません。
良かったこと
働き方や、年収の上がり幅のような条件面と、転職に直結する貴重な経験を学べているので、
今と未来両方が良くなっているのが転職して良かったと感じる部分です。
大変だったこと
今までと違う職種になれることや、
上場企業なので決算書類等を監査を受けながら納期を絶対厳守しなければならないのが、
プレッシャーと労働時間が増えることが大変だと感じました。
まとめ|未経験から経理転職できた理由
私は高卒・工場勤務から、
- 簿記3級取得
- 簿記2級取得
- 通信制短大卒業
- 通信制大学卒業
- PCスキル習得
- 応募書類の改善
- 面接対策
を積み重ね、
未経験からプライム上場企業の経理へ転職できました。
もちろん簿記や学歴も大切です。
しかし実際に転職活動をして感じたのは、
「今の仕事で培った経験を経理向けに翻訳できるか」
が最も重要だということでした。
改善活動や原価意識、他部署との調整経験など、工場勤務で得られる経験にも経理へ活かせるものは数多くあります。
もし今、
「未経験だから無理かもしれない」
と思っているなら、まずは今の仕事の経験を棚卸ししてみてください。
その上で簿記や学歴補強を進めれば、経理転職の可能性は大きく広がります。
私自身、簿記も学歴もない状態からスタートし、約200社応募してようやく経理へ転職できました。
遠回りに見えても、一歩ずつ積み上げれば道は開けます。
この記事が、工場勤務から経理を目指す方の参考になれば嬉しいです。
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