【工場10年の実体験】設備保全に向いている人・向いていない人|電気設備保全を約2年、私が感じた特徴

設備保全

この記事で分かること

  • 設備保全に向いている人・向いていない人の特徴
  • 設備保全の「あるある」なトラブル対応
  • 緊急対応・夜間呼び出しのリアルな実態
  • 未経験でも設備保全になれるのか
  • 設備保全に資格は必要なのか

結論|向いているのは「学び続けられて、責任感と落ち着きがある人」

私は電気設備保全・ユーティリティ保全を約2年間経験しました(仕事内容については「設備保全はやめとけ?」の記事でも詳しく紹介しています)。

その経験から感じた結論をまとめると、次のとおりです。

向いている人向いていない人
学ぶ気持ちが強くPDCAを回せる人汚れる作業が苦手な人
責任を持ちながら周囲に相談できる人何でも一人で抱え込んでしまう人
緊急対応でも冷静に動ける人危険を伴う仕事が強いストレスになる人
ルーティン作業が苦にならない人

この記事では、実際に約2年間設備保全を経験した私が、それぞれの特徴を実体験を交えながら解説します。


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設備保全に向いている人の特徴4選

① 学ぶ気持ちが強く、PDCAを回せる人

設備保全は、設備を直すだけの仕事ではありません。

改善活動では実際に、

  • PLCプログラムの変更(安全回路・オルタネイト回路の追加など)
  • センサーを追加して水流・電気・温度・振動などを見える化
  • タイマー調整による待ち時間の短縮

といった改善を行っていました。

私自身も改善活動を担当し、部品探索時間を94%短縮した経験があります。

設備保全は、「もっと良くできないか」を考え続けられる人ほど成長できる仕事です。

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② 責任を持ちながら周囲に相談できる人

設備が止まると、生産ライン全体が停止します。

その影響は数百万円、時には数千万円規模になることもあります。

だからこそ責任感は必要です。

一方で、一人で抱え込むのではなく、先輩やメーカーへ相談できる人の方が長く活躍できると感じました。


③ 緊急対応でも冷静に動ける人

これは設備保全で最も重要な能力の一つです。

実際に私も経験しました。

夜中2時。

電話が鳴ります。

「ライン止まりました。」

眠気は一瞬で吹き飛びます。

原因が分からなければ、そのまま工場へ向かいます。

焦って作業すると、さらに設備を壊したり事故につながる可能性があります。

だからこそ、冷静に状況を整理しながら対応できる人は、現場で非常に信頼されます。


④ ルーティン作業が苦にならない人

設備保全というと毎日トラブル対応をしているイメージがありますが、実際は違います。

日々の仕事は、

  • 定期点検
  • 消耗品交換
  • 清掃
  • 巡回点検

など、ルーティン業務が中心です。

決められた作業をコツコツ続けられる人には向いている仕事です。


設備保全あるある4選

設備保全を経験した人なら、共感してもらえると思います。

① 暇な日に限って設備が止まる

「今日は平和だな。」

そう思った日に限って昼食も食べられないほど忙しくなります。


② 夜中2時に電話が鳴る

ようやく眠れた頃に電話。

そのまま現場へ向かうことも珍しくありません。


③ 深夜勤が終わるはずなのに帰れない

勤務終了直前に設備停止。

そのまま昼頃まで復旧作業をしたこともありました。


④ 工事の日は23時近くまで作業

大型設備の更新工事では、

朝から夜23時頃まで作業。

それが2日ほど続くこともありました。


設備保全に向いていない人の特徴3選

① 汚れる作業が苦手な人

設備の下へ潜ったり、油まみれになったりすることがあります。

きれいな仕事をイメージしている人にはギャップが大きいでしょう。


② 一人で抱え込みすぎる人

責任感は大切です。

しかし、

「全部自分で何とかしなければ」

と思い込む人ほど精神的に疲れてしまいます。

設備保全はチームで対応する仕事でもあります。


③ 危険を伴う仕事が強いストレスになる人

高電圧設備や大型機械を扱うため、

事故のリスクはゼロではありません。

危険と隣り合わせであること自体がストレスになる人には、正直おすすめしにくい仕事です。


緊急対応・夜間呼び出しのリアル

設備の主担当になると、

夜中でも休日でも電話がかかってくることがあります。

まずは三交代勤務のオペレーターが一次対応します。

それでも解決できない場合は、

担当者へ連絡が入り、

必要なら現場へ向かいます。

旅行中でも電話が鳴ることがありました。

「電話が来ること自体がストレス」

という人にとっては、この仕事はかなり大変だと思います。


設備保全ならではのプレッシャーと達成感

設備保全はプレッシャーが大きい仕事です。

自分が変更したプログラムで事故が起きたらどうしよう。

設備が復旧しなければ生産が止まる。

そんな責任があります。

一方で、

改善活動が成功した時や、

製造現場から

「ありがとう」

と言われた時の達成感は非常に大きいです。

私自身も初めて安全プログラムの改善を任された時、

「設備保全の一員として認められた」

と感じたことを今でも覚えています。


設備保全は未経験でもなれる?

結論から言うと、未経験でも十分なれます。

私自身も未経験から設備保全へ転職しました。

意識していたことは、

  • 分からないことは必ずメモする
  • 毎日少しずつ勉強する
  • 改善活動へ積極的に参加する

この3つです。

知識よりも、

学び続けられる姿勢の方が大切だと感じています。

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設備保全に資格は必要?

私は第二種電気工事士を取得して第一種電気工事士を合格してから転職しました。

必須ではありませんが、

未経験なら取得しておくと採用では有利になります。

実際に資格を取得することでやる気があると面接官から評価されていました。

また、

工業高校出身や整備士経験、

DIYや電気工作が好きな人は、

仕事を覚えるスピードが早い印象でした。


まとめ|設備保全は「地道さ」と「有事の冷静さ」の両方が求められる仕事

設備保全に向いているのは、

  • 学び続けられる人
  • 責任感を持ちながら相談できる人
  • 緊急時でも冷静に対応できる人
  • コツコツ仕事を続けられる人

です。

一方で、

  • 汚れる仕事が苦手
  • 一人で抱え込みやすい
  • 危険を伴う仕事が大きなストレス

という人には、あまり向いていないかもしれません。

設備保全は決して楽な仕事ではありません。

しかし、電気・ユーティリティ・PLC・改善活動・トラブル対応など、市場価値の高いスキルが身につく仕事でもあります。

私も経理に未経験で転職する際に「設備保全や生産技術として来ないか?」と現場責任者から

直々に打診が来たこともあります。

だからこそ、「向いているかどうか」を知ったうえで挑戦することが大切です。

もし設備保全を検討しているなら、まずは「設備保全はやめとけ?」の記事もあわせて読んでみてください。


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