【工場10年の実体験】設備保全で役立つ資格ロードマップ|未経験なら何から取るべき?

設備保全

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結論|まずはこの優先順位で考えてください

💬 結論

未経験から設備保全を目指すなら、まずは第二種電気工事士がおすすめです。

その後は会社負担で取得できる資格を取りながら、経験に応じて第一種電気工事士やボイラー技士、危険物取扱者などへステップアップしていくのが、遠回りのようで一番効率が良いと感じています。

設備保全の資格は種類が多く、

「結局、何から取ればいいの?」

と迷う人も多いと思います。

私自身も、設備保全へ転職する前は同じでした。

工場勤務を約10年経験し、その後、未経験から設備保全へ転職しました。設備保全になってからは会社負担で取得した資格もあれば、自分で勉強して取得した資格もあります。

その経験から感じる、未経験者におすすめの優先順位は次のとおりです。

優先度資格おすすめ度
★★★★★第二種電気工事士まずこれ。未経験のうちに取っておくと一番効果を実感しやすい
★★★★☆低圧電気取扱業務(特別教育)会社が取得させてくれることが多い
★★★★☆高圧・特別高圧電気取扱業務(特別教育)受電設備を扱うなら必須。会社取得が多い
★★★★☆フルハーネス型墜落制止用器具特別教育高所作業があるなら必須。会社取得が多い
★★★☆☆第一種電気工事士経験を積んでから挑戦したい資格(未経験で持っていたら評価up)
★★★☆☆ボイラー技士(1級・2級)ユーティリティ設備なら重宝される
★★★☆☆危険物取扱者工業系の基礎知識として持っていると強い

📷 図①:設備保全の資格ロードマップ

未経験

第二種電気工事士

設備保全へ転職

会社負担資格(低圧・高圧・フルハーネスなど)

第一種電気工事士(転職前に持っていると採用率up)

担当設備に応じて危険物・ボイラー・電験三種などへ


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会社から取得を指示された資格

設備保全へ配属されてから、

会社に取得を指示された資格は主に次の4つです。

資格会社負担
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
高圧・特別高圧電気取扱業務(特別教育)
低圧電気取扱業務(特別教育)
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育

これらは、

「持っていないと、その作業自体ができない資格」

です。

例えば、

高圧受電設備を扱う場合は、

高圧・特別高圧電気取扱業務の特別教育が必要です。

低圧設備の日常点検でも、

低圧電気取扱業務の資格が求められます。

また、

設備保全では配管や配線の補修などで高所作業を行うことがあります。

その際は、

フルハーネス型墜落制止用器具特別教育を受けていなければ作業できません。

さらに、

ユニック車を使用する現場では、

中型免許など別の資格も必要になります。

つまり、

このあたりは

「取りたいから取る資格」

ではなく、

「仕事をするために必要な資格」

です。

会社としても業務に必要になるため、

勤務時間内に会社負担で取得させてもらえるケースがほとんどでした。


自分の判断で取得し、本当に役立った資格|第二種電気工事士をおすすめする理由

自主的に取得した資格の中で、

一番役立ったと感じているのが

第二種電気工事士です。

私は設備保全へ転職する前に取得しました。

実際に働いてみると、

想像以上に役立ちました。

特に感じたメリットは次の3つです。

  • 配線図への抵抗が少なくなる
  • 現場で飛び交う専門用語を理解しやすくなる
  • 面接で学ぶ意欲をアピールしやすくなる

もちろん、

資格を持っているだけで設備保全の仕事ができるわけではありません。

それでも、

未経験から挑戦するなら、

最も費用対効果が高い資格

だと思っています。

独学でも十分合格できますが、

技能試験は実際に工具を使って練習する必要があります。

私は練習用の材料を購入し、

何度も候補問題を繰り返して本番に臨みました。

筆記よりも、

技能試験の準備が合否を左右すると感じています。

私は工具選びで一番時間を無駄にしました

第二種電気工事士を受験したとき、一番困ったのは勉強ではありませんでした。

何を買えばいいのか分からないことです。

  • 工具は何が必要なのか
  • 電線はどこで買えばいいのか
  • 器具は全部そろっているのか

一つずつ調べて購入したので、思っていた以上に時間がかかりました。

今振り返ると、その時間を技能試験の練習に使った方がよかったと思っています。


今から受けるなら、最初からセットを買います

今はいろいろな練習セットがありますが、

私なら

工具・電線・器具・テキストまでまとめてそろうセット

を最初に購入します。

理由はシンプルで、

探す時間より、練習する時間の方が合格に直結する

からです。

特に仕事をしながら勉強する人は、

必要なものを一つずつ探すだけでも疲れてしまいます。

最初から全部そろっているセットなら、

届いたその日から練習を始められます。

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第二種電気工事士を受けるなら

✓ 工具

✓ 電線

✓ 器具

✓ テキスト

をまとめて揃えたい人はこちら

第二種電気工事士技能試験練習セット



第一種電気工事士(学科・技能合格)について

第二種電気工事士を取得した後、

私が次に挑戦したのが

第一種電気工事士です。

第一種は、

高圧設備まで扱う内容が含まれるため、

第二種よりも専門性が高い資格になります。

私自身、

学科試験・技能試験ともに合格しています。

ただし、

実務経験の要件を満たしていないため、

現時点では免状は取得していません。

そのため、

「第一種電気工事士取得」

とは名乗れませんが、

学科・技能試験に合格していること自体は面接でも評価されました。

実際に、

面接では

「第一種まで挑戦しているんですね。」

「未経験でも、しっかり勉強していることが伝わります。」

と評価していただいたことがあります。

資格だけで仕事ができるようになるわけではありません。

しかし、

未経験から設備保全へ挑戦する場合、

「ここまで勉強してきました」という努力や意欲を伝える材料

としては非常に強い資格だと感じています。

第一種電気工事士技能試験練習セット

危険物取扱者(乙種1〜6類)について

危険物取扱者は、設備保全へ転職してから取得した資格ではありません。

実は、高校生の頃に取得した資格です。

工業高校ではさまざまな資格に挑戦しており、その中の一つが危険物取扱者でした。

設備保全の仕事をしてみると、危険物取扱者が直接必要になる場面はそれほど多くありません。

しかし、ユーティリティ設備や薬品を扱う設備では、

  • 危険物の性質
  • 保管方法
  • 安全管理

といった知識が役立つ場面があります。

そのため、

「必須ではないけれど、持っていて損はない資格」

というのが私の考えです。

特に工業系の基礎知識としては評価されやすく、工場全体を見る視点も身につきます。


これから取りたい資格

今はまだ取得していませんが、

今後必要性を感じている資格もあります。

中型免許

設備保全では、

ユニック車を使用する場面があります。

そのため、

中型免許を取得しておくと、

担当できる仕事の幅が広がります。


ボイラー技士(1級・2級)

ユーティリティ設備を担当するなら、

ボイラー技士は非常に重要です。

蒸気設備を扱う工場では、

ボイラー技士を選任しなければならないケースがあります。

特に大規模工場では、

持っているだけで重宝される資格です。

私自身も、

設備保全として働く中で、

「早めに取得しておけば良かった。」

と感じています。


第三種電気主任技術者(電験三種)

そして、

将来的に最も取得したい資格が

第三種電気主任技術者(電験三種)です。

設備保全の中でも、

市場価値が非常に高い資格だと感じています。

私のイメージでは、

第二種電気工事士

↓

第一種電気工事士

↓

電験三種

という流れで専門性を積み上げていくのが理想です。

もちろん難易度は高いですが、

長期的な目標として挑戦したい資格です。


資格の取り方について、少しだけ

余談ですが、

私が取得してきた資格のうち、

簿記以外はすべて一発合格しています。

もちろん、

特別頭が良いわけではありません。

ただ、

勉強方法には少し工夫をしていました。

その方法のおかげで、

比較的短時間で合格できたと感じています。

資格ごとの勉強法については、

今後別の記事で詳しくまとめる予定です。


なぜここまで資格を幅広く取っているのか

ここが、

私が一番伝えたいことです。

私は、

手当たり次第に資格を取得しているわけではありません。

ものづくりには、

  • 材料を加工する
  • 部品を製作する
  • 組み立てる
  • 溶接する
  • 配線する
  • 検査する
  • 出荷する

という一連の流れがあります。

私は、

この流れ全体を理解できる人材になりたいと思ってきました。

加工を知る。

電気を知る。

品質を知る。

設備を知る。

実際にすべての工程を担当できなくても、

基礎知識があるだけで、

自分の仕事が後工程へどうつながるのか、

最終的なお客様へどんな価値を届けるのかを考えられるようになります。

その結果、

改善提案の幅も広がります。

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私が資格を取る、もう一つの理由

もう一つの理由があります。

それは、

次のキャリアへ挑戦するためです。

私はこれを、

「資格武装」

と呼んでいます。

設備保全へ転職するときは、

第二種電気工事士や消防設備士を取得しました。

経理へ挑戦するときは、

簿記3級・2級を取得しました。

専門性が高い仕事ほど、

未経験者は経験者には勝てません。

だからこそ、

  • 資格
  • これまで積み重ねてきた経験
  • 学び続けている姿勢

この3つを武器に、

「未経験だけど本気で挑戦したい」

ということを伝えられる状態を作ってきました。

その積み重ねがあったからこそ、

私は未経験でも設備保全へ転職でき、

さらに未経験から経理へも転職することができました。

資格はゴールではありません。

自分の可能性を広げるための武器だと考えています。

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未経験なら、結局何から取ればいい?

ここまでの内容を、

順番に整理するとこうなります。

① 第二種電気工事士を取得する(④も同時に取ると転職確率up)

② 設備保全へ転職する

③ 会社負担の資格(低圧・高圧・フルハーネスなど)を取得する

④ 第一種電気工事士に挑戦する

⑤ 担当設備に合わせて危険物・ボイラー・電験三種などを検討する

最初から、

すべて取得しようとする必要はありません。

私自身も、

必要になったタイミングで一つずつ取得してきました。

焦らず、

経験と一緒に資格を積み重ねていくことが、

一番遠回りに見えて近道だと思います。


まとめ|資格は「取ること」より「なぜ取るか」が大事

設備保全の資格には、

大きく分けると2種類あります。

  • 仕事をするために必要な資格
  • 将来のキャリアのために自分で取得する資格

どちらも大切です。

しかし、

私が一番伝えたいのは、

「なぜ、その資格を取るのか」

という目的です。

工程全体を理解するため。

市場価値を高めるため。

将来の選択肢を増やすため。

目的が明確であれば、

資格の勉強は決して無駄になりません。

もし今、

設備保全へ転職したいと考えているなら、

まずは第二種電気工事士から挑戦してみてください。

そして、

その先にどんな設備保全になりたいのか、

どんなキャリアを築きたいのかも、

ぜひ一緒に考えてみてください。


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